ざ くらいむ かれいどすこーぷ: あ くろすーじゅりすでぃくしょなる あなりしす おぶ ぷれーす ふぃーちゃー あんど くらいむ いん すりー あーばん えんばいろんめんつ
論文について
- Barnumj, J.D., Caplan, J.M., Kennedy, L.W. and Piza, E.L.
- The crime kaleidoscope: A cross-jurisdictional analysis of place features and crime in three urban environments
- Applied Geography, 79, 203-211 (2017)
メモ
- Risk Terrain Modeling(RTM)を使って,シカゴ,ニューアーク,カンザスシティでrobberyの場所の特徴を調べた
- Kennedy(1983)は,歴史的・文化的・政治的・経済的な影響が万華鏡(kaleidoscope)のように組変わって場所に影響を与えている概念を提案した
- 犯罪に影響する場所の特徴は,同様の罪種・手口であっても環境によっては同一とは言えないだろう
- シカゴ:面積2227平行マイル,人口270万人
- カンザスシティ:面積315平方マイル,人口46万人
- ニューアーク:面積24平方マイル,人口27万7千人
- 2012年に警察によって記録されたrobberyを使用
- 14種類の場所の特徴を選択。
- 薬物の逮捕(drug arrests),公園(parks),質屋(pawn shops),バー(Bars),差し押さえ物件(Foreclosures),ガソリンスタンド(Gas stations),食品店(Grocery stores),健康施設とジム(Health centers & ジム),コインラインドリー(Laundromats),酒店(Liquor stores),駐車場(Parking stations),学校(Schools),雑貨屋(Variety stores),バス停(Bus stops)
- 各都市間の場所の特徴の影響を比較するために,環境要因はそれぞれ標準化
- (RTMDxはポイントフィーチャしか入力できない
- 推定結果
- 地域的に近接していると似た環境の影響が現れるケースが見られた
- 都市によって各施設の配置のされ方が異なるため,犯罪への影響も異なる
- 道路セグメントやパス,エッジとの関係を含めた理解は今後の課題
- また環境間の交互作用を考えることも今後の課題
この論文の画期的なところ
- RTMを使って,同じ罪種・手口に影響する場所の特徴を異なる都市間で比較したこと